大分へ・・

HIROパパ

2010年11月06日 01:18

書くべきか迷ったけど・・自分の日記だから残しておこう。。

祖母が旅立ったとの知らせで11/2~3、急きょ大分へ行ってきました。
お別れと感謝の気持ちを伝えに。



 
  
子供の頃、夏休みといえば祖母の家でした。宿題一式持参して3週間くらい過ごすのです。
自分の育った埼玉も田舎だったけど、
それをしのぐ田舎での生活は子供の自分には実に大きなインパクトでした。

デンと構える久住と高千穂の山々、アマゴが釣れる清流、溺れた深い淵。
朱色に染まる夕景、凄まじい夕立。
満点の星空。舞うホタル。蛙の大合唱。怖かった夜のトイレ。
親戚、従妹たちとの大家族生活・・挙げればキリがなく。
ここで過ごした時間は今でも大切な財産です。

中学以降は背伸びして一人旅。帰りは祖母が駅のホームまで見送りに来てくれます。
ただでさえ寂しいのに、その駅、豊後竹田は列車が到着すると荒城の月のメロディが流れるものだから、
余計に涙が止まらなかったことを思い出します。
晩飯に、と祖母が握ってくれたおにぎりを夜行列車の中で食べてはまたウルウル。。

結局、祖母の家へ通うのは大学時代まで続いたのでした。
田舎の大風景に魅かれただけではなく、祖母の優しさが足を運ばせたのは言うまでもなく。

社会に出て間もなく祖父が逝き、家も人の手に渡り、そして祖母も旅立っていきました。
形に残るものはなくなったけど、自分の心の中で思い出として生き続けています。
子供たちも一昨年に“曾お祖母ちゃん”に会えたことを憶えてくれています。

そして、楽しかった日々を思い出し、改めて、“悔いのない人生を送らねば”、と思います。
祖母ちゃん、本当にありがとう。。


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